『若者は無限の可能性、老人は有限の知恵』
老若男女と日常的に付き合う職場にいると、若者と老人のそれぞれの特徴が浮かび上がってくる。
若者は自分の人生が有限であることを意識せず、怖いもの知らずで生き生きとして活動的である。老人は新しいことを提案する際には自分の老い先を常に考慮する。
老人の先を見る知恵は若者より優れているが、中長期的視野でのもののとらえ方として、実感が伴わない、責任を持てないという意識が働くため、どちらかといえば保守的になってしまう。そのような時、老人だけでなく若者を議論に加えると、その場の雰囲気が活発になり、前向きに議論が進むことがある。
「若さ」は一度限りのものであり、「老人」の知恵を超える素晴らしいものかもしれない。