動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

Archive 2, 2020

20.02.03 カテゴリー:ニュース

CAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第23回(最終回) 座談会 動物がん医療における緩和ケアの充実と動物看護師の積極的参加をめざして(丸尾幸嗣、伊藤哲郎、川部美史、小笠原真希、木本三恵、齋藤めぐみ、2020年2月号)が発刊された(緑書房)。

CAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第23回(最終回) 座談会 動物がん医療における緩和ケアの充実と動物看護師の積極的参加をめざして(丸尾幸嗣、伊藤哲郎、川部美史、小笠原真希、木本三恵、齋藤めぐみ、2020年2月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

20.02.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2020年2月

『人生は生きがいを探す旅』

今月のタイトルは、精神科医である神谷美恵子氏の言葉を引用させていただいた。生まれてきたときは、誰でも心は白紙の状態である。成長する過程で、両親や家族、学校での友達や先輩後輩、社会での仕事仲間など、多くの人たちと知り合い、交流していく。学校で学んだり、本を読んだり、人と議論をしたりして、少しずつ生きるすべを身につけていく。

誰でも一度は人生について考えたことがあるだろう。どのようにして生きていくべきか、なぜ生まれてきたのか、人生の目的とは、などである。その答えが、今月のタイトルの中にあるような気がする。

人生は一度きりなので、個々人の幼年期、少年期、青年期、壮年期、中年期、高年期の経験は、その時々において初めてである。先人の知恵はあるが、個々人にとっては初めての舞台に立ったとき、その存在を意義あるものとするために、人は生きがいを求めていく。

20.02.03 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2020年2月

「これからの伴侶動物医療」

今までの伴侶動物医療は、動物はものが言えないので飼い主の希望にそって診療を進めていくのが良いと教わってきた。動物は飼い主の所有物から命あるものになったとはいえ、依然として動物医療スタッフは飼い主優先の対応を取っているのが現状である。

最近、動物行動学の進歩によって、動物の“心”に寄り添った診療ということを耳にすることが多くなった。これから治療することを動物自身は望んでいるのかどうか、治療後動物は満足しているのかどうかなど、動物の身体的“精神的”状態をよく観察し、今後の対応を考えようというものである。

臨床医も動物行動学を学び、“動物の気持ち”と飼い主の希望を取り入れた診療を行うことが求められている。