動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

カテゴリー : 今月のひとこと

19.08.05 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年8月

『人間は何を拠り所に生きているのか』

お金があれば大抵の不都合、生活苦によるストレス、愛情や友情を含めたギクシャクした人間関係など改善できるという考えがある。この考えは一理あるが、金儲けを人生の目的とした場合、どうであろうか。

“金儲け”の対極にあるものとして、“家族のため”というものがある。大金持ちになっても家族の愛情が無い生活は、人生の精神的支柱を喪失したような感情にとらわれるのではないだろうか。

お金は最低限あれば良く、金儲けは目的ではなく手段として考えるべきものであろう。その他の人生の目的として、“社会のため”、“自分のため”というものもあるが、家族の支えがなければそれらの志は輝きを失う。

それにしても現在の格差社会において、ある大企業の役員の破格の報酬は何を意味しているのであろうか。贅沢三昧をするために従業員から法外な搾取をしているように思われてならない。高額な報酬を得ることが人生の目的と考えるリーダーは、リーダーの資格はない。

19.07.08 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年7月

『五十にして天命を知る』

孔子の「論語」に書かれていることばの一節である。長年生きてきて、ようやく50歳になって天から与えられた自身の使命を知る、という意味である。

この50歳を現代に置き換えると、70歳位と勝手に解釈して、おのれのこれからの人生の道標としよう。

多くの定年退職者はリタイアして隠居生活をするが、70歳にして自身の役割を悟り、それを実践していくというのも現代の年寄りの生き方ではないだろうか。

19.06.05 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年6月

『仕事をする原動力』

人は学校を出て、社会人となり、何らかの仕事をして生計を立てる。そして、50年近くの長い間仕事を続けることになる。

受け身ではなく、自主的に仕事を選び、自主的に仕事の方向を定め、自主的に前進していく。そして、社会に役立っているという充実感と自己満足が得られれば最高だ。

ワクワク感がいつまでも感じられる仕事、これがいつまでも続けられる仕事ということなのかもしれない。

19.05.07 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年5月

『令和の始まりに際して想うこと』

2019年5月1日に平成から令和へ時代は移り、皇室の有り様や日本の行く末に想いを巡らす多くの報道がされている。

日本独自の改元という制度に盛り上がる日本国内の状況を見て、海外の人たちは神武天皇以来の皇室の長きにわたる継続性とその制度を受け入れ敬う国民性に不思議さや神秘的なものを感じているのかもしれない。

西暦のように数字が1年毎に加えられるものと異なり、改元は時代の区切りを強く意識させるものとなっている。その区切りは社会だけでなく、個人、すなわち一人一人の人生の区切りとなり、これからの生き方を考える良い機会となっているように思う。

今回の改元を経験して、そのような印象を自身の今後の限りある人生に重ねあわせて想った。

19.04.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年4月

『入学生に贈る言葉』

本学の入学式は4月5日(金)に行われます。大学生活は、自分で考え、行動する生活の始まりと言っても良いかもしれません。
 高校生活とはかなり環境が変わります。その中で日々がんばれることを持ちましょう。自分の好きなことを探しましょう。それはやがて目標となり、少しずつ積み重ねることによって、目標に近づくことができます。
 少しずつ積み上げることでしか目標に到達する方法は無いと言って良いでしょう。これは、28年間のプロ野球生活にピリオドをうったイチロー選手の言葉でもあります。

19.03.04 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年3月

『卒業生に贈る言葉』

卒業式の季節になった。社会に出て行く卒業生に、一つだけ言葉を贈ります。
 人並みの、安定的な、無難な道を選ぶ君たち、それで幸せになれるでしょうか。
 人生は一度だけ、これから長い道のりが続きます。人とは違う自分らしい生き方をしましょう。
 自分の気持ちに正直に、独自の道を切り拓いてください。安易な道は退屈で、面白みがないかもしれません。紆余曲折はあるかもしれませんが、刺激的で後になっても納得のできる道を進んでください。
 “ 青年よ、荒野を目指そう! ”

19.02.04 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年2月

『女と男』

生物としての男と女には、とてつもない違いがあるように思える。先の動物医療現場のよもやま話に書いたマギーズセンターの活動を観ると、ほとんどは女性がリーダーシップを発揮し、男性の影は薄い。
 女性は妊娠・出産・育児を身を以て実践し、現代においてもすべての野生動物と同様な体験をする。種の保存は、生物として不可欠な原始的営みである。全人的ケアの現場に女性が多いことは、生きることへの営みに自然体で対処できることと無関係ではあるまい。
 男は現代社会において、狩猟や農耕という原始社会の営みとは異なり、多くの男性は会社という自然とは隔絶された空間で仕事をし、神経をすり減らす。家族のために働いた仕事人間の定年後は、場面の変わった別世界であり、生物としての生命力は弱い。そのような状況により、マギーズセンターのどう生きるかという活動には男性が少なく、女性が主導している所以であろう。
 超高齢社会になって、男性も定年後20年は生きる。女性の生物としての強さを見習い、どう生きるかを生物学的視点に立って考え直すべきであろう。

19.01.15 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年1月

『ワーク・ライフ・バランスと職業に貴賤はなし』

医師、特に大学病院の勤務医の超過勤務は膨大な時間となっており、ワーク・ライフ・バランスの観点から超過勤務の削減が求められている。医師は人の命を預かる特別な職業、何時いかなる時も緊急事態に対応しなければならないという義務がある。
 昨今、女性および複数年の浪人生は入学試験において差別されていることが問題視されているが、基本的に医師になるためには学力が優秀でなければ大学医学部には入学できない。高校の進学相談では、学力がトップクラスの高校生はまず医学部進学を勧められると言っても過言ではないであろう。
 学力優秀で人の命を預かる、そのために大学では6年間勉強し、一人前になるために生涯研鑽を重ねるという医師は、社会的に様々な点で優遇されている。一方、日々の肉体的および精神的負担は大きい。特に一人一人の医師のがんばりに依存する診療体制下では、超過勤務は常識を超えるものになっている。そのような状況の中で、家族への思いやりや心の穏やかさは生まれるであろうか。
 ここまで医師を例に挙げて述べてきたが、どのような職業においてもワーク・ライフ・バランスは人生を生きる上で不可欠であり、常に自問自答すべき大切な事柄であることには間違いない。それから、「職業に貴賤はない」ということ、例えば医師を特別視することの間違い、1世代前の賢者は“医者は一度に一つの命しか殺せない(救えない)が、電車の踏み切り番は一度に多くの命を殺せる”、だとさ。

18.12.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年12月

『人生の選択』

ヒトはそれぞれの人生を歩むことになる。誰一人として同じ道ではない。何となくうまく進む道もあれば、大変困難を要する道もある。しかし長い人生を観たとき、常に楽な道だけとは限らない。そのような困難に出会った時、初めてその人の人間性が試される。

“考える力と自主性”、これがその人のその後の人生を左右するキーワードだと思う。自分の考えを持ち、迎合することなく自分らしく生きていける、これが人生の目標であり、死ぬまでそうありたいとも思う。

18.11.05 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年11月

『老いを考える』

年を取ると仕事の第一線から身を退くことになる。身を退く時期は人それぞれである。早く身を退いて、他からの制約を受けずに自分らしく残りの人生を過ごしたいという人がいる。できる限り現役のままで仕事を続ける人もいる。後者の場合、その人の体力や気力、健康への不安などが無いことが好ましい。そうでなければ、周りに迷惑をかけ、老害と呼ばれることになる。