動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

カテゴリー : 今月のひとこと

19.05.07 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年5月

『令和の始まりに際して想うこと』

2019年5月1日に平成から令和へ時代は移り、皇室の有り様や日本の行く末に想いを巡らす多くの報道がされている。

日本独自の改元という制度に盛り上がる日本国内の状況を見て、海外の人たちは神武天皇以来の皇室の長きにわたる継続性とその制度を受け入れ敬う国民性に不思議さや神秘的なものを感じているのかもしれない。

西暦のように数字が1年毎に加えられるものと異なり、改元は時代の区切りを強く意識させるものとなっている。その区切りは社会だけでなく、個人、すなわち一人一人の人生の区切りとなり、これからの生き方を考える良い機会となっているように思う。

今回の改元を経験して、そのような印象を自身の今後の限りある人生に重ねあわせて想った。

19.04.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年4月

『入学生に贈る言葉』

本学の入学式は4月5日(金)に行われます。大学生活は、自分で考え、行動する生活の始まりと言っても良いかもしれません。
 高校生活とはかなり環境が変わります。その中で日々がんばれることを持ちましょう。自分の好きなことを探しましょう。それはやがて目標となり、少しずつ積み重ねることによって、目標に近づくことができます。
 少しずつ積み上げることでしか目標に到達する方法は無いと言って良いでしょう。これは、28年間のプロ野球生活にピリオドをうったイチロー選手の言葉でもあります。

19.03.04 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年3月

『卒業生に贈る言葉』

卒業式の季節になった。社会に出て行く卒業生に、一つだけ言葉を贈ります。
 人並みの、安定的な、無難な道を選ぶ君たち、それで幸せになれるでしょうか。
 人生は一度だけ、これから長い道のりが続きます。人とは違う自分らしい生き方をしましょう。
 自分の気持ちに正直に、独自の道を切り拓いてください。安易な道は退屈で、面白みがないかもしれません。紆余曲折はあるかもしれませんが、刺激的で後になっても納得のできる道を進んでください。
 “ 青年よ、荒野を目指そう! ”

19.02.04 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年2月

『女と男』

生物としての男と女には、とてつもない違いがあるように思える。先の動物医療現場のよもやま話に書いたマギーズセンターの活動を観ると、ほとんどは女性がリーダーシップを発揮し、男性の影は薄い。
 女性は妊娠・出産・育児を身を以て実践し、現代においてもすべての野生動物と同様な体験をする。種の保存は、生物として不可欠な原始的営みである。全人的ケアの現場に女性が多いことは、生きることへの営みに自然体で対処できることと無関係ではあるまい。
 男は現代社会において、狩猟や農耕という原始社会の営みとは異なり、多くの男性は会社という自然とは隔絶された空間で仕事をし、神経をすり減らす。家族のために働いた仕事人間の定年後は、場面の変わった別世界であり、生物としての生命力は弱い。そのような状況により、マギーズセンターのどう生きるかという活動には男性が少なく、女性が主導している所以であろう。
 超高齢社会になって、男性も定年後20年は生きる。女性の生物としての強さを見習い、どう生きるかを生物学的視点に立って考え直すべきであろう。

19.01.15 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年1月

『ワーク・ライフ・バランスと職業に貴賤はなし』

医師、特に大学病院の勤務医の超過勤務は膨大な時間となっており、ワーク・ライフ・バランスの観点から超過勤務の削減が求められている。医師は人の命を預かる特別な職業、何時いかなる時も緊急事態に対応しなければならないという義務がある。
 昨今、女性および複数年の浪人生は入学試験において差別されていることが問題視されているが、基本的に医師になるためには学力が優秀でなければ大学医学部には入学できない。高校の進学相談では、学力がトップクラスの高校生はまず医学部進学を勧められると言っても過言ではないであろう。
 学力優秀で人の命を預かる、そのために大学では6年間勉強し、一人前になるために生涯研鑽を重ねるという医師は、社会的に様々な点で優遇されている。一方、日々の肉体的および精神的負担は大きい。特に一人一人の医師のがんばりに依存する診療体制下では、超過勤務は常識を超えるものになっている。そのような状況の中で、家族への思いやりや心の穏やかさは生まれるであろうか。
 ここまで医師を例に挙げて述べてきたが、どのような職業においてもワーク・ライフ・バランスは人生を生きる上で不可欠であり、常に自問自答すべき大切な事柄であることには間違いない。それから、「職業に貴賤はない」ということ、例えば医師を特別視することの間違い、1世代前の賢者は“医者は一度に一つの命しか殺せない(救えない)が、電車の踏み切り番は一度に多くの命を殺せる”、だとさ。

18.12.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年12月

『人生の選択』

ヒトはそれぞれの人生を歩むことになる。誰一人として同じ道ではない。何となくうまく進む道もあれば、大変困難を要する道もある。しかし長い人生を観たとき、常に楽な道だけとは限らない。そのような困難に出会った時、初めてその人の人間性が試される。

“考える力と自主性”、これがその人のその後の人生を左右するキーワードだと思う。自分の考えを持ち、迎合することなく自分らしく生きていける、これが人生の目標であり、死ぬまでそうありたいとも思う。

18.11.05 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年11月

『老いを考える』

年を取ると仕事の第一線から身を退くことになる。身を退く時期は人それぞれである。早く身を退いて、他からの制約を受けずに自分らしく残りの人生を過ごしたいという人がいる。できる限り現役のままで仕事を続ける人もいる。後者の場合、その人の体力や気力、健康への不安などが無いことが好ましい。そうでなければ、周りに迷惑をかけ、老害と呼ばれることになる。

18.10.07 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年10月

『若者は無限の可能性、老人は有限の知恵』

老若男女と日常的に付き合う職場にいると、若者と老人のそれぞれの特徴が浮かび上がってくる。
 若者は自分の人生が有限であることを意識せず、怖いもの知らずで生き生きとして活動的である。老人は新しいことを提案する際には自分の老い先を常に考慮する。
 老人の先を見る知恵は若者より優れているが、中長期的視野でのもののとらえ方として、実感が伴わない、責任を持てないという意識が働くため、どちらかといえば保守的になってしまう。そのような時、老人だけでなく若者を議論に加えると、その場の雰囲気が活発になり、前向きに議論が進むことがある。
 「若さ」は一度限りのものであり、「老人」の知恵を超える素晴らしいものかもしれない。

18.09.03 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年9月

『ペットのブラッシングはヒトと動物のオキシトシンを上昇させる』

日々の仕事に没頭し、余裕のない生活をしていると、週末の休日は特に待ち遠しい。頭を空にしてボーッとするのも良いが、私は愛犬とのスキンシップを楽しむのが好きだ。
 ブービエの大きい体を横たえて、全身の長い毛を丁寧にブラッシングする。愛犬と共有する穏やかな時間が流れる。正にオキシトシン(幸せホルモン)の上昇を実感する瞬間である。

18.08.01 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年8月

『半世紀後の夢見心地』

先日、研究会に参加するため母校の大学を訪れた。最寄りの駅から学生の頃と同じように同じ道を徒歩で辿って行った。時間に余裕があったので、ゆっくりと周りを見渡しながら。
 当時と同じ家並みを見つけて感心したり、どうしても見覚えのない景色に立ち止まったりした。同級生の下宿していた大屋さんの表札は以前と同じで懐かしく、その前にあったパン屋さんは別のお店になっていた。
 あの当時から既に半世紀が経っているとは、何か夢を見ているようであった。