動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

Archive 8, 2018

18.08.01 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第6回 がん疼痛○2がん性疼痛治療法とオピオイド(柴田早苗、齋藤めぐみ 執筆、2018年8月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第6回 がん疼痛○2がん性疼痛治療法とオピオイド(柴田早苗、齋藤めぐみ 執筆、2018年8月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

18.08.01 カテゴリー:ピックアップフォト

ピックアップフォト 2018年8月

昼寝から眼を覚ました瞬間のディル

昼寝から眼を覚ました瞬間のディル

18.08.01 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年8月

『半世紀後の夢見心地』

先日、研究会に参加するため母校の大学を訪れた。最寄りの駅から学生の頃と同じように同じ道を徒歩で辿って行った。時間に余裕があったので、ゆっくりと周りを見渡しながら。
 当時と同じ家並みを見つけて感心したり、どうしても見覚えのない景色に立ち止まったりした。同級生の下宿していた大屋さんの表札は以前と同じで懐かしく、その前にあったパン屋さんは別のお店になっていた。
 あの当時から既に半世紀が経っているとは、何か夢を見ているようであった。

18.08.01 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2018年8月

「がんの“未病”考える」

がん医療の現場は当然だが、がん患者の治療が目的である。がんを治療し、根治を目指すことが使命となっている。そのために、画期的治療薬(法)の開発や早期発見できるがんのバイオマーカーの研究が盛んに行われている。
 マイクロRNAによるがんの早期発見は、血液を用いるのでリキッドバイオプシーと呼ばれている。極めて感度の高い診断マーカーであるため、マイクロRNAが異常値を示してもCTやMRIでさえも病巣を見つけることができないかもしれない。いわゆる“未病”と言われる状態であり、病気の前兆はみられるけれども病気とは言えない状態を指す。
 このような患者に対する処置をどうするか、水面下の戦いがこれから始まる。身体の中にはがんは確かに存在するけれども、病巣がみられない未病を未病のまま天寿を全うさせるという、根治とはまた違った発想の治療法になるのかもしれない。