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2020.03.02
「これからの動物看護」
昨年6月に愛玩動物看護師法が国会で成立し、悲願の国家資格化が実現した。動物看護の背景となる動物看護学は発展途上の学問であり、動物看護実践も確立されたものばかりとは言えず、これから標準化を目指すことになる。
そこで、動物看護のこれからの課題を考えてみた。DAIGO流に言えば、OKEであろう。つまり、Option、Know how、Evidenceである。Optionは看護実践の選択肢を増やして、様々な症例に対応できるようにする。Know howはそれぞれのOptionについて深く吟味して、質を向上させる。Evidenceは看護実践のOptionおよびKnow howについて科学的検討を加え、その妥当性を証明することである。
これらの課題を円滑に進めるためには、動物看護研究に携わる関係大学の教員のリーダーシップと、動物看護師による看護実践の吟味と評価が不可欠である。