動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

Archive 2, 2019

19.02.16 カテゴリー:ニュース

第15回 日本獣医内科学アカデミー学術大会 2019 にて、丸尾幸嗣ら「バーニーズマウンテンドッグの疾患と性別、死因、寿命との関係」について研究発表(2019年2月16日、パシフィコ横浜)

第15回 日本獣医内科学アカデミー学術大会 2019 にて、丸尾幸嗣ら「バーニーズマウンテンドッグの疾患と性別、死因、寿命との関係」について研究発表(2019年2月16日、パシフィコ横浜)

 第15回 日本獣医内科学アカデミー学術大会 2019

19.02.04 カテゴリー:ピックアップフォト

ピックアップフォト 2019年2月

毛が伸びてふわふわのディル

毛が伸びてふわふわのディル

19.02.04 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年2月

『女と男』

生物としての男と女には、とてつもない違いがあるように思える。先の動物医療現場のよもやま話に書いたマギーズセンターの活動を観ると、ほとんどは女性がリーダーシップを発揮し、男性の影は薄い。
 女性は妊娠・出産・育児を身を以て実践し、現代においてもすべての野生動物と同様な体験をする。種の保存は、生物として不可欠な原始的営みである。全人的ケアの現場に女性が多いことは、生きることへの営みに自然体で対処できることと無関係ではあるまい。
 男は現代社会において、狩猟や農耕という原始社会の営みとは異なり、多くの男性は会社という自然とは隔絶された空間で仕事をし、神経をすり減らす。家族のために働いた仕事人間の定年後は、場面の変わった別世界であり、生物としての生命力は弱い。そのような状況により、マギーズセンターのどう生きるかという活動には男性が少なく、女性が主導している所以であろう。
 超高齢社会になって、男性も定年後20年は生きる。女性の生物としての強さを見習い、どう生きるかを生物学的視点に立って考え直すべきであろう。

19.02.04 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2019年2月

「マギーズセンターの意味するもの」

朝日新聞週末別冊版beの「がん患者に寄り添う憩いの空間」ともいえる記事に注目した。
 英国発祥のマギーズセンターに啓発され、それを参考にしながら日本でも同様の施設を造り活動が展開されている。“がん”を告知された患者にとって最善の対処法を考える。そのような状況になった時、医師と患者の2者のみでの話し合いでは不十分である。医師の薦める治療法は患者にとって必ずしも最善ではない。場合によっては、医師の薦めたがん治療でさえも患者にとって苛酷そのものであったりする。現在の高度医療を駆使しても、がん治療は不完全であり、特に進行がんや難治性がんの患者にとっては治癒を約束するものではない。
 医療の可能性と限界を伝える、患者の生活の質を重視する、患者の体験を活かす、患者の精神的支援をする、すなわち、家族の支えを背景にして、医師、看護師、がん体験者、公認心理師のそれぞれの立場を駆使して“がん”に向き合うことが、大切である。
 マギーズセンターは、病院を離れた全人的ケアの空間と言い換えることもできるだろう。動物医療者の立場としては、がんの動物とその飼い主のために、そのような空間をつくる必要性をヒシヒシと感じている。

19.02.04 カテゴリー:ニュース

がん看護学研究室の卒業論文の提出が終わりました。

がん看護学研究室の卒業論文の提出が終わりました。4名の卒業論文タイトルは以下の通りです。

(1) 平成25年度から平成29年度の 岐阜県における犬腫瘍届出データの解析
(2) 終末期がんのペットとその家族に寄り添ったターミナルケアのありかた
(3) バーニーズ・マウンテン・ドッグのがんの成因分析
(4) 犬と猫における若年齢の腫瘍発生状況

19.02.04 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第12回 腫瘍随伴異常症状に対する対応 ④ 低血糖(村上麻美、齋藤めぐみ 執筆、2019年2月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第12回 腫瘍随伴異常症状に対する対応 ④ 低血糖(村上麻美、齋藤めぐみ 執筆、2019年2月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」