動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

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17.12.01 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2017年12月

『体験してみなければ本当にはわからない』

一本の切歯の根尖膿瘍は、食事をすることも極めて困難になることを体験した。激しい痛みによって食事を噛むどころではない。といって、痛む歯を避けて咀嚼することもなかなか難しい。さらには十分に咀嚼ができないので丸呑みするしかない。これは自分にとってかつて経験したことのない一大事である。少し大げさに聞こえるかもしれないが、歯の大切さは知識や頭ではわかっていても、このような体験をしなければわからない。その日のうちに歯科医院に駆け込み、応急処置をしてくれた1人の歯科医のありがたみが身に沁みる。歯科医の存在価値と一本の歯の大切さを、身をもって体感した出来事であった。