動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

17.11.01 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2017年11月

動物医療の目標と限界

動物医療の究極の目標は、今現在において実施できる最善の診療を施すことである。そのため、獣医師や動物看護師は日々研鑽を積んでいる。1頭の病気の動物を丁寧に診ることが基本であり、その積み重ねが最善の診療に近づく唯一の道である。しかし現実は厳しい。最善の診療をしても、がんをはじめとする難治性疾患には現状では打ち勝つことができないこともある。それが動物医療の限界であり、その限界を越えるために基礎研究や臨床研究がある。