動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

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17.09.01 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2017年9月

動物看護師を国家資格にする

今や獣医大学卒業生の約半数は家庭動物の臨床獣医師として就職する。家庭動物は伴侶動物として位置づけされ、伴侶動物医療には獣医師の数を上回る動物看護師が働いている。獣医師は国家資格であるが、動物看護師はそうではない。現在、動物看護師統一認定機構による認定試験に合格すれば、認定動物看護師の資格が与えられるが、この資格はあくまで民間資格である。この民間資格を国家資格にするには、伴侶動物医療が私的なものではなく、公的な貢献ができることを説明できなければならない。