『物事を広く捉える』
人は物の見方や考え方が大切だといわれる。抽象的でよくわからない、実感できないと思う方も多いであろう。物の見方や考え方の中には、物事を広く捉えることも含まれる。
例えば、就職活動を例に挙げよう。一つの会社を見て、気に入って入社する。何も不満がなく定年を迎える場合には何も言うことはない。入社した会社に不満が出てきて、どうしようか迷う。その時、他の会社の情報を収集できれば、今の自分の状況を客観的に観ることができる。
今の不満は一時的で、取るに足りないものなのか、今後の人生を考えると転職したほうがいいのか考える材料になるだろう。情報だけでなく、実際に体験することの方が進路を決断する際に説得力を増す。若いうちに様々な体験をすることの重要性を説く所以である。
二度とない人生において、どのような環境で仕事をするのかは人生を左右する重大事である。