「動物看護系大学附属病院を構想してみよう」
動物看護学の体系化が求められている。動物医療を担う獣医師とそのパートナーである動物看護師、チーム動物医療の両者の役割分担の明確化が動物看護師の独り立ちには不可欠である。動物看護に必要な知識と技術に加えて、社会との関わりを理解し貢献できる人材を育成することが4年制動物看護系大学の使命である。
獣医系大学には附属動物病院の設置が義務付けられているが、動物看護系大学には今のところ義務付けられていない。動物看護系大学における附属病院とはどうあるべきか、その答えがすなわち動物看護学のアイデンティティーを示すものとなる。