動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

18.09.03 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2018年9月

「ビッグデータと動物病院」

わが国の動物診療施設は15,000余り存在する。個人経営の動物病院、大学附属動物病院、民間総合動物病院、企業動物病院など多岐にわたる。そこでは日々多くの動物の診療が行われている。それらの診療データはいわゆるビッグデータとみなすことができる。
 私の専門分野の“比較腫瘍学”でいえば、動物のがんの診療データを集積して解析することにより、ヒトのがん克服に役立てるという達成目標がある。しかしながら現実はどうであろうか。各動物病院の連携体制を始め、診療データの共有は進んでいるだろうか。公共性の高い大学附属動物病院でさえも、残念ながら病院間の横のつながりは乏しい。動物医療の全体的なレベルアップを推進しつつ、それらの診療データをどう活用するかがこれからの動物医療の大きな課題である。
 膨大な診療データの解析を基に問題点を明らかにして、それらの解決を目指す精度の高い臨床試験を速やかに実施できるようにすること、動物医療の成果をヒト医療に応用することを始め動物とヒト医療の壁を取り払うOne Medicineの実践が求められている。ビッグデータの活用は、動物病院の社会的価値を高めるとともに、動物臨床医学の魅力とその可能性を格段に拡げることになるであろう。

18.09.03 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第7回 がん性疼痛③ビスホスフォネートの作用と使い方(北川敬太、齋藤めぐみ 執筆、2018年9月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第7回 がん性疼痛③ビスホスフォネートの作用と使い方(北川敬太、齋藤めぐみ 執筆、2018年9月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

18.08.01 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第6回 がん疼痛○2がん性疼痛治療法とオピオイド(柴田早苗、齋藤めぐみ 執筆、2018年8月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第6回 がん疼痛○2がん性疼痛治療法とオピオイド(柴田早苗、齋藤めぐみ 執筆、2018年8月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

18.08.01 カテゴリー:ピックアップフォト

ピックアップフォト 2018年8月

昼寝から眼を覚ました瞬間のディル

昼寝から眼を覚ました瞬間のディル

18.08.01 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2018年8月

『半世紀後の夢見心地』

先日、研究会に参加するため母校の大学を訪れた。最寄りの駅から学生の頃と同じように同じ道を徒歩で辿って行った。時間に余裕があったので、ゆっくりと周りを見渡しながら。
 当時と同じ家並みを見つけて感心したり、どうしても見覚えのない景色に立ち止まったりした。同級生の下宿していた大屋さんの表札は以前と同じで懐かしく、その前にあったパン屋さんは別のお店になっていた。
 あの当時から既に半世紀が経っているとは、何か夢を見ているようであった。

18.08.01 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2018年8月

「がんの“未病”考える」

がん医療の現場は当然だが、がん患者の治療が目的である。がんを治療し、根治を目指すことが使命となっている。そのために、画期的治療薬(法)の開発や早期発見できるがんのバイオマーカーの研究が盛んに行われている。
 マイクロRNAによるがんの早期発見は、血液を用いるのでリキッドバイオプシーと呼ばれている。極めて感度の高い診断マーカーであるため、マイクロRNAが異常値を示してもCTやMRIでさえも病巣を見つけることができないかもしれない。いわゆる“未病”と言われる状態であり、病気の前兆はみられるけれども病気とは言えない状態を指す。
 このような患者に対する処置をどうするか、水面下の戦いがこれから始まる。身体の中にはがんは確かに存在するけれども、病巣がみられない未病を未病のまま天寿を全うさせるという、根治とはまた違った発想の治療法になるのかもしれない。

18.07.10 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣プロジェクトリーダーのがん予防プロジェクトが紹介されました【《ヒトと犬の未来を担う》バーニーズの健康寿命を延ばす ーがん予防プロジェクトー pp.68-71 大きな犬と暮らす Vol.2 誠文堂新光社 2018年8月1日発行】。

丸尾幸嗣プロジェクトリーダーのがん予防プロジェクトが紹介されました【《ヒトと犬の未来を担う》バーニーズの健康寿命を延ばす ーがん予防プロジェクトー pp.68-71 大きな犬と暮らす Vol.2 誠文堂新光社 2018年8月1日発行】。

 誠文堂新光社

18.07.03 カテゴリー:ニュース

「シュナウザーとのしあわせな暮らし方」(Wan編集部 編、2018年7月20日発行、緑書房)の一部担当【丸尾幸嗣 監修・執筆・指導:Part 4.シュナのかかりやすい病気&栄養・食事.がん(悪性腫瘍)pp.60-62】をしました。

「シュナウザーとのしあわせな暮らし方」(Wan編集部 編、2018年7月20日発行、緑書房)の一部担当【丸尾幸嗣 監修・執筆・指導:Part 4.シュナのかかりやすい病気&栄養・食事.がん(悪性腫瘍)pp.60-62】をしました。

 緑書房 シュナウザーとのしあわせな暮らし方

18.07.03 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣はコアカリ「獣医臨床腫瘍学」(廉澤 剛、伊藤 博・編、2018年6月3日発行、文永堂出版、獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠)の分担執筆【第4章 腫瘍の診断(4-1〜4-4)、第9章 化学療法、第11章 腫瘍の疫学と統計学(11-2)】をしました。

丸尾幸嗣はコアカリ「獣医臨床腫瘍学」(廉澤 剛、伊藤 博・編、2018年6月3日発行、文永堂出版、獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠)の分担執筆【第4章 腫瘍の診断(4-1〜4-4)、第9章 化学療法、第11章 腫瘍の疫学と統計学(11-2)】をしました。

 文永堂出版「コアカリ 獣医臨床腫瘍学」

18.07.03 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第5回 がん疼痛○1(柴田早苗、木本三恵、小笠原真希 執筆、2018年7月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第5回 がん疼痛○1(柴田早苗、木本三恵、小笠原真希 執筆、2018年7月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」