動物と人の共生 - ヤマザキ学園大学 比較腫瘍学研究室

新着情報

19.10.07 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年10月

『気の持ちよう』

人は日常生活を過ごす中で、気持ちの浮き沈みを感じながら生きている。目の前の難題に打ちひしがれてしまったり、自身の無能さに自己嫌悪を感じたりする。

そのような時は、明日のことなど考える余裕も無く、まさに分厚い壁に突き当たったような感慨にとらわれる。しかし、これ以上前に進めないかといわれれば、そうでもない経験をされた方が多いであろう。私などは、酒をぐっと飲んで寝てしまう。そうすると、昨日までの自分とは違う翌朝の自分がいることがある。

真に眠れない深い悩みを持つこともあろう。そのような時は、自分の立場を俯瞰する、客観視することだ。別の自分が悩み多き自分を観た時、案外と大した悩みではないこと、命と引き換えにするような一大事ではないことを実感するであろう。
問題から逃避するのではないが、開き直るということになるのかもしれない。

19.10.07 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2019年10月

「学校飼育動物と動物看護教育」

命の大切さを子供の頃から醸成させるため、「命の授業」が小中学校などで実施されている。また、同時に「学校飼育動物」と触れ合うことにより、動物の温もりと限りある命のはかなさを実感させる活動が行われている。これらの活動は好意的に受け入れられてきたが、現状では動物の日常の世話などは教員が主に負担せざるを得ない状況になっていると聞いている。特に、動物の苦手な教員は、動物の健康管理や病気対策に困惑するであろう。

動物が病気になった時は、地域の獣医師会が獣医師を派遣して対応することもあるが、十分ではない。これらの根本的解決には、「学校飼育動物」の適正な飼い方を生徒たちに指導し、健康管理に責任をもって担える教員が不可欠である。動物看護教育を実施している大学に、併せて教職課程を設ける必要性を強く感じる。

19.10.07 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第20回 がん緩和のための各種テクニック ④ 胸腹水の管理(山田晃史、齋藤めぐみ 執筆、2019年10月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第20回 がん緩和のための各種テクニック ④ 胸腹水の管理(山田晃史、齋藤めぐみ 執筆、2019年10月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

19.09.07 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第19回 がん緩和のための各種テクニック ③ 消化管ストーマ(大喜多直子、齋藤めぐみ 執筆、2019年9月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第19回 がん緩和のための各種テクニック ③ 消化管ストーマ(大喜多直子、齋藤めぐみ 執筆、2019年9月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

19.09.07 カテゴリー:ピックアップフォト

ピックアップフォト 2019年9月

オオムラサキ自然公園でのディル

オオムラサキ自然公園でのディル

19.09.07 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年9月

『仕事を選ぶ』

「人はパンのみにて生くるものに非ず」とイエス・キリストは言った。人は生活の糧を得るために働く。ただそれだけのために働くのであれば、人として生を全うしているとは言えない。収入が得られればどんな仕事も受け入れるのか。自分の考え方と異なる仕事を漫然と続けるのはあまりにも勿体ない。

ストレスと不満が蓄積する仕事とはおさらばしよう。そのためには自分自身がしっかりとした考えを持たなければならない。

日々人生に思いを巡らし、受け身ではなく前向きに仕事を選ぼう。これから社会に出る若者たちに贈る言葉だ。

19.09.07 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話

動物医療現場のよもやま話 2019年9月

「動物看護師は獣医師のパートナー」

愛玩動物看護師の国家資格化に伴い、様々な期待が動物看護師に寄せられている。正に、動物医療は獣医師と動物看護師の連携によるチーム医療になった。

病気の動物とその飼い主を中心に据え、獣医師は正確な診断と治療を行い病気を治す、動物看護師は病気や治療による動物の体調不良を改善する、これら両者が一体となって初めて良い結果が生まれる。そして、新知見を含んだ治療成績は症例報告として公表される。

症例報告の筆頭著者は獣医師であるが、共著者に動物看護師の名前が見られないのが現状である。
動物看護師が共著者として認められた時、初めて動物看護師は獣医師の真のパートナーとなる。

19.08.05 カテゴリー:ニュース

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第18回 がん緩和のための各種テクニック ② 栄養チューブ(吉田恭子、齋藤めぐみ 執筆、2019年8月号)が発刊された(緑書房)。

丸尾幸嗣・森 崇・川部美史 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第18回 がん緩和のための各種テクニック ② 栄養チューブ(吉田恭子、齋藤めぐみ 執筆、2019年8月号)が発刊された(緑書房)。

 緑書房 月刊「CAP」

19.08.05 カテゴリー:ピックアップフォト

ピックアップフォト 2019年8月

久しぶりの八ヶ岳農業大学校でのディル

久しぶりの八ヶ岳農業大学校でのディル

19.08.05 カテゴリー:今月のひとこと

今月のひとこと 2019年8月

『人間は何を拠り所に生きているのか』

お金があれば大抵の不都合、生活苦によるストレス、愛情や友情を含めたギクシャクした人間関係など改善できるという考えがある。この考えは一理あるが、金儲けを人生の目的とした場合、どうであろうか。

“金儲け”の対極にあるものとして、“家族のため”というものがある。大金持ちになっても家族の愛情が無い生活は、人生の精神的支柱を喪失したような感情にとらわれるのではないだろうか。

お金は最低限あれば良く、金儲けは目的ではなく手段として考えるべきものであろう。その他の人生の目的として、“社会のため”、“自分のため”というものもあるが、家族の支えがなければそれらの志は輝きを失う。

それにしても現在の格差社会において、ある大企業の役員の破格の報酬は何を意味しているのであろうか。贅沢三昧をするために従業員から法外な搾取をしているように思われてならない。高額な報酬を得ることが人生の目的と考えるリーダーは、リーダーの資格はない。