ヤマザキ動物看護大学 創立記念日 第10回動物看護フォーラム「動物看護の未来を考える」が ヤマザキ動物看護大学 南大沢キャンパスにて開催された。
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新着情報
19.12.10 カテゴリー:イベント
ヤマザキ動物看護大学 創立記念日 第10回動物看護フォーラム「動物看護の未来を考える」が ヤマザキ動物看護大学 南大沢キャンパスにて開催された。
19.12.02 カテゴリー:ピックアップフォト
ピックアップフォト 2019年12月
富士を背景にしたディル
19.12.02 カテゴリー:今月のひとこと
今月のひとこと 2019年12月
『生涯現役』
中曽根康弘氏が101歳で亡くなられた。2003年政界からは引退するも、生涯現役を貫いた。
人生100年の時代が到来し、65歳で定年を迎えても、その後の人生は長い。余生の過ごし方は人それぞれであり、隠居生活も結構、仕事を続けるのも結構、自分らしく全うしたいものである。
“老人は去りゆくのみ”、フェードアウトするのがよしとする風潮もあるが、現役世代に迷惑をかけず、マイペースで社会にお返しする活動ができればと思う。
19.12.02 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話
動物医療現場のよもやま話 2019年12月
「動物医療と治験」
わが国の動物医療における新規治療法や新規治療薬の開発は、欧米に比べて遅れている。新規治療薬の最終評価は、「治験」と呼ばれる臨床試験によってその有効性が判断される。わが国の動物医療における治験は、わずかに動物医薬品会社によるものが散見される程度であり、しかもわが国独自のアイデアで開発されたものはほとんどなく、海外からの導入薬の治験が多い。
治験は、会社以外には獣医師主導で行われることもあるが、わが国ではがんに特化した獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)など、ごく限られたものしか存在しない。新規治療法・治療薬のアイデアの創出と治験コンソーシアムのシステム作りがわが国の獣医大学に求められている。
19.12.02 カテゴリー:ニュース
丸尾幸嗣・森 崇 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第21回 終末期の看護(川部美史、齋藤めぐみ 執筆、2019年12月号)が発刊された(緑書房)。
丸尾幸嗣・森 崇 監修のCAP連載『犬と猫のがん緩和・支持療法とがん看護』の第21回 終末期の看護(川部美史、齋藤めぐみ 執筆、2019年12月号)が発刊された(緑書房)。
19.11.02 カテゴリー:イベント
丸尾幸嗣 令和元年度 八王子学園都市大学 いちょう塾 公開講座 「犬と猫がんの予防と治療について 〜飼主へのメッセ―ジ〜 10月16日(水)13:30〜15:00」の講演を行った。
丸尾幸嗣 令和元年度八王子学園都市大学いちょう塾 公開講座 「犬と猫がんの予防と治療について 〜飼主へのメッセ―ジ〜 10月16日(水)13:30〜15:00」の講演を行った。
19.11.02 カテゴリー:ピックアップフォト
ピックアップフォト 2019年11月
人、犬、そして孫
19.11.02 カテゴリー:今月のひとこと
今月のひとこと 2019年11月
『物事を広く捉える』
人は物の見方や考え方が大切だといわれる。抽象的でよくわからない、実感できないと思う方も多いであろう。物の見方や考え方の中には、物事を広く捉えることも含まれる。
例えば、就職活動を例に挙げよう。一つの会社を見て、気に入って入社する。何も不満がなく定年を迎える場合には何も言うことはない。入社した会社に不満が出てきて、どうしようか迷う。その時、他の会社の情報を収集できれば、今の自分の状況を客観的に観ることができる。
今の不満は一時的で、取るに足りないものなのか、今後の人生を考えると転職したほうがいいのか考える材料になるだろう。情報だけでなく、実際に体験することの方が進路を決断する際に説得力を増す。若いうちに様々な体験をすることの重要性を説く所以である。
二度とない人生において、どのような環境で仕事をするのかは人生を左右する重大事である。
19.11.02 カテゴリー:動物医療現場のよもやま話
動物医療現場のよもやま話 2019年11月
「伴侶動物医療の今後を考える」
One Healthは地球という惑星を存続させるための基本的思想であるが、その考え方は学問体系にまで多大の影響を与えている。One Healthは、人の健康、動物の健康、環境の健康は別々に論じるものではなく、三位一体となって初めて意味をなす、というものである。今までは独立していた医学、獣医学、工学、農学などの学問体系は、異分野ではあるが関連する学問分野と連携をとり、地球とその中で暮らしている人類の存続に貢献しようとしている。
One Health思想を医療に適応すると、One Medicineということになる。人の医療と動物の医療を別々に扱うのではなく、両者を一括りにすることによって、今まで解決できなかった人や動物の病気が克服されるようになるというものである。これらの考え方は、人と動物の共通する難治性疾患であるがんに限定すると、Comparative Oncology、すなわち比較腫瘍学となる。
比較腫瘍学の比較対象は、主に人と伴侶犬である。人の最良の友である犬は、人と同じ環境で生活し、同じようながんに罹患する。がんに対して、医学および獣医学両面から新しい治療法や予防法を開発し、人もしくは動物という垣根を取り払ってがんそのものを克服しようとするものである。
最近、Zoobiquity(汎動物学)という概念が提唱されている。医学、獣医学、進化生物学を統合することによって、医学の進歩は加速するというものである。人は進化の過程で、目には見えなくても、様々な動物の特徴や性質を潜在的に受け継いでいる。今、克服できていない人の難病であっても、動物の病気を見直したり、進化の過程を読み解くことにより、解決の糸口が見えてくるというものである。
Zoobiquityは、進化生物学を取り入れた点で、従来からいわれている比較医学よりも間口は広い。ここで強調したいのは、One Health, Comparative Oncology, Zoobiquityにしても、今までは医学と獣医学の人たちの間の温度差が大きかったことである。獣医学は医学に熱心にアプローチしても、医学は人を対象とする唯一無二のMedical Scienceであり、医学そのものを発展させることが人の健康と福祉につながるという考え方をする医学者が多かった。
しかし、ここに来て医学から獣医学にアプローチしてくる事例が増えてきている。それは、獣医学における伴侶動物医療の進歩によるのみならず、伴侶動物の今後の方向性を真に示唆しているものと考える。
19.10.07 カテゴリー:ピックアップフォト
ピックアップフォト 2019年10月
ディルと子供の関係